代官山 Atelier Rantham(アトリエ・ランタン) - KOKI YAMADA PHOTOGRAPY

昨年のコロナ禍に、大変親しくしていただいている方より紹介を受け、代官山ヒルサイドテラスの一室をお借りする事になった。
ヒルサイドテラスは老若男女問わずご存知の方も多いと思うが、渋谷区の重要文化財である旧朝倉家の横に建つA棟をはじめ、デンマーク大使館横のD棟まで、また旧山手通りを挟んで代官山Tサイト横のH棟まで、完全に街の景観となって佇んでいる。私の世代にとっては、“代官山”と言えば“ヒルサイドテラスのある街並”みだし、ほとんどの方にとってもおそらくそうだろう。
多くの方と共に文化を育みながら歴史を創ってきた場所だ。毎年数多くのアートイベントや作品展が行われ、今となっては築50年を超えている。しかし、それなのに今も古さを感じさせない。東京には最先端の装備を兼ね備えた施設が山ほどあるのに、むしろそれらには無い新鮮さがずっとある場所なのだ。そして敷地には、今日の東京では珍しいほどの大きさのケヤキがあり、緑豊かな中には神社もある。(猿楽神社。私は東北の大震災時発生時、正にここにいたが、何事もなく無事でいられた。何か守られている気がしたのを覚えている。)
そんな素晴らしい場所の一角で、一体何をしようか考えたが、思い切って自身のアトリエを開かせていただく事にした。
といっても、作業をする場所ではない。来ていただく方に生の写真を見ていただき、直接コミュニケーションをする場所だ。時代に逆行する様だが、SNSを使った情報発信が苦手な自分には、生の写真を直接見ていただいて話すに限ると思ったからだ。コロナが収束仕切らない今は、接触を控えながら少しずつお越しいただく形のスタートになるが、この3月からやっていく事にした。

Ranthambhoreのことを日本では多くの写真家や行ったことのある方は、省略して「ランタン」と呼ぶ。その響きが好きで、アトリエの名前をRantham「ランタン」とした。
それに「ランタン」は別の意味(Lantern)では光を灯すものでもあるから悪くない気もするのだ。少しでも多く方と動物のことや写真のことなど、楽しいお話ができる場になればと思っている。
ご興味のある方、見学したいと思ってくださる方、いつでも気軽にご連絡いただきたい。

Atelier Ranhtam(アトリエ・ランタン)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-18ヒルサイドテラスA2
info@kokiyamada.jp

ちなみにインドでRanthambhoreは、
RAN (ラン)と THAMBHORE(タンボール)という2つの山の名を繋げた言葉を意味している。

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